sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて 冷たいシャンパンと 届いた本と手紙に気持ちが緩む、 感じ

作り話

11月の句会の句

兼題は「一葉忌」「方言や訛りをつかったもの」でした。 隣町の図書館で奇数月にある句会の前、2週間くらいの間うんうん唸って捻り出すだけで、永遠の初心者ですが上手くなろうと思うと苦しくなるので、今のところ永遠の初心者を楽しんでいます。 サンダルも…

句会と句集

20年も毎日のようにブログを書いてきたので、小さな紙の本(ZINE)を作ろうというのが今年の目標の一つだけど、テーマを決めるのが難しく(超優柔不断)ずるずると先延ばしになってて・・・一番まとまっててボリュームも少なめで作りやすいのは句集かもと気…

ザ・秋の朝

強い日差しが美しい。 高い青い空が美しい。 ひやっと涼しい朝の風が美しい。 朝練中の中学生の掛け声が美しい。 紅葉前の銀杏が美しい。 何もかも美しく見えることが、美しい! ザ・秋の朝だぜ。 ・・・・・・・ という詩を確かまだカフェをやっていた頃に…

聞こえすぎる

聞こえすぎる 涼しくて 雨の音が聞こえすぎる。 涼しいと 何でもよく聞こえる。 聞こえすぎる。 眠れない。 雨の音が止んで 虫の声を数える。 羊の代わりに 1つ2つ3つ4つ、 案外たくさんの種類の声。 線路向かいの3階の窓 でも、 静かに もっと静かにし…

三毛猫クロシェと光

晴れた日にくろちゃんが真剣に上の方の何かを見て落ち着かない時は、大体壁に移った光を見てるのです。

封印して

8年前に書いた詩。 好きな人がいるのね、って人に言われた。 そうでした。 その人は今そばにいます。 その人が今も、わたしの祈りのような魔法に必要な人なのか よくわからないけど、 わたしにはもう、そういう魔法はいらないのかもしれない。

言葉を封印すると

言葉を封印すると 手が動き出す。 久しぶりに編む。 指先から言葉を 言葉にならないまま解放してやる。 絡まる言葉もあり ほどける言葉もあり。 れりごー。 1年ぶりくらいに、編み物をしたい気持ちが出て来た。 文字や言葉を離れて、頭を真っ白にしたいんだ…

留め石

あなたの吐息。 ではなく、境界の 曖昧な 誰かの呼気が封じられている 透明な留め石。 わたしの吐息は曖昧な 境界をふわりと超えるけど

梅雨明けの詩

おはよう いつになく よく眠って、気持ちよく 目が覚めても 同じ自分のまま。 いいのかわるいのか。 おはよう。 同じ人が同じように好きなままで 今朝も目が覚めました。 週末が終わったり 月が変わったり 梅雨が明けたりすると 新しい日々がはじまり 新しい…

捨てた言葉

あきらめて捨ててしまった大事な言葉を探している。 すぐに捨ててしまってあとで困ることがときどきある。 あきらめると勢いよく捨ててしまうのは、 本当は諦めが悪いということなのかもしれない。 えいっと見ないで考えないで捨ててしまって、 良かったこと…

手の詩

ぽつぽつと書いた詩なども、これからはブログに記録しとこうと思います。 詩はよくわからないんですよ。 人気のある有名な詩人の詩などを読むと、人気があるのはわかるけど そもそもたくさんは読んでないし、不勉強だし 自分がどういうものを書くのがいいの…

冬の詩

冬ですからね。

1月の歌。

この前の短歌のトークを聞いてから、 なんとなくツイッターでつぶやくような他愛のないことでも31文字にしたらいいのだと思って 作ってみた。 現代短歌は読むのは好きだけど、それは俳句の好きとは違って ツイッターを読むように読むだけで、 自分がこしらえ…

椅子を持って

椅子を持って歩いた。 買ったばかりの椅子におかしいところがあったので、駅前のお店まで。 信号待ちの間、椅子を下ろして座って待った。 駅の見える、デパートとスーパーの間のがさがさした交差点。 何もかも誰も彼も動いている世界の中で、 ただ一人悠々と…

駝鳥の足王国

住宅地の間を走る私鉄沿線。 大阪から宝塚に近づくにつれ、急行電車も停車駅が多くなり 人の数もほどほどの、ゆったりした雰囲気になる。 通路を挟んで細長く向かい合う座席の車両で わたしの斜め向かいに年配の女性が一人座った。 大きな黒い四分音符のよう…

モヒートとドーナツ(前編)

先週、書きかけの途中までアップしたのが 一応終わったので改めて全文載せようと思ったら 長すぎて無理だった。 分割して載せます・・・。 長いので無理して読まないでいいです(笑) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ よく、肩をかじられた。 肩を…

モヒートとドーナツ(後編)

モヒートとドーナツ前編←の続き ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ きっぱりと梅雨が空け、 きっぱりと夏が来た夏の一日目は祝日の海の日だった。 先週末から学校は夏休みだったけど 来週からは予備校の夏期講習がはじまるので ゆっくり休…

モヒートとドーナツ

ちょっと大人向け?のお話書いてます。 よい子は読まないように(笑)。 (それほどでもないと思うけど・・・) ミツという女の子とダメ男のぼくとのお話。 男の人の一人称で書くのは初めてで ダメ男っぷりが書いてて楽しい。 ・・・・・・・・・・・・・・…

昔の電話

用事なくてもいつでも電話してこいよ、と 用があって電話するたび言ってくれたのに、 用のない電話をそのひとにかけたことは 一度もなかった。 一日24時間ずっと、 その人のことしか考えられなかったのに。 いや、その人のことしか考えられなかったから、 い…

「作り話」カテゴリーのこと

このブログの右側 カレンダーと新着記事の下にカテゴリーって欄がある。 その、一番下にあるのが「作り話」。 3つしか書いてないけど、ここは 要はフィクションのお話の場所です。 ドーナツの話を書いた時に 久しぶりにいくらでも書けそうに思って 「作り話…

10月1日午後3時

午後3時と言えば 条件反射的におやつの時間 と思う。 おやつ食べなくても。 でも 15時と言うと お昼から少したった頃、とか 午後の真ん中辺、とか 夕方にはまだ早い、とか思う。 そんな午後3時の15時に、 自転車に乗っていると、 半年前から閉店中の 7階…

続ドーナツシリーズ(またまた長文です)

ベッドの中までチョコレートの匂いだろうか、と 最初に会った時、思った。 極上のカカオ、 ロシアの秘密。 その頃、 仕事は面白くないわけじゃなかったけど 何年も忘れられない人がいて オフィスのコンピュータや インクの匂いは その人を思い出させるので、…

ザ・ドーナツ・ローテーション(長いです・・・)

先週、雨の中、友達と放課後のだらだらおしゃべりのような ゆるくて楽しいおしゃべりをしているとき ドーナツと揚げ油の話になって、 友達は何かがおりてきたらしく(笑) その後彼女が一気にお話を書いたのです。 かわいくてきゅんとして元気が出る、女の子…