sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて 冷たいシャンパンと 届いた本と手紙に気持ちが緩む、 感じ

芸術、とか

実物

詩人のポッドキャストを聞いてたら、ゴッホの手紙の話をしてたんだけど、聞き手の女性にゴッホの絵を見たことがありますか?と聞いたら女性は「実物を見たことはないかなぁ」と答えていた。大都市に住んで文化芸術に関わるようなことをしてて、ゴッホの作品…

お芝居「Play is pray」

豊中のホールで2月に弦楽四重奏とDJとお芝居の舞台を見た。良かった。 そのお芝居の中に、友達同士になった少女たちの「つまんない話」という遊び?ゲーム?があって、不思議な遊びだけどお芝居の中ではとても面白く効果的に使われてたのが印象に残った。「…

手袋の句

手袋をぬぐ手眺むる逢瀬かな/日野草城 草城先生のしっとり親密な雰囲気のこの句は、どことなく漂う昭和メロドラマ感が好きですが、伊丹の柿衛文庫でやってた「昭和俳句の旗手日野草城と山口誓子」展で見かけた句でした。そのときに、日野草城の新婚初夜をモ…

小さい絵

また絵を描きたいといつも思っているのだけど(日本画専攻)、10年以上ほぼ描いてなかったので、家の中の紙や画材を探すところからだ…日本画ではなく、クートラスみたいな小さいカルトをどんどん作りたい。 クートラスは大山崎山荘美術館で観た。 smallthing…

多重露光とフランク・ロイド・ライト

Photoshopなどできれいに作り込んだ写真を見るのは嫌いじゃないけど、もともと絵を描いていた自分としては、そういうことは絵でやれば良いので、写真はその時その場を余分なものも含めてそのまま撮りたいし、加工はほぼしない。 だからフィルムが好きなのだ…

「さらば象」とアイホール

伊丹のAI・HALL(アイホール)が2026年3月末に閉館する。 何年か存続のための活動もされてたし、平田オリザさんが来て公演された時には聴きに行ったりもしたけど、結局閉館が決まってしまい、もう直ぐなくなることになってしまった。 映画はよく見るけどお芝…

大きな紙の雑誌

年末から、本棚の部屋や紙類の引き出しの整理を少しずつやってたのだけど、出てきた大型の雑誌。横の新聞と比べると大きいのがわかりますね。 ストックホルムのファッションブランドが発行していた雑誌『Acne Paper』の2012年冬号「PORTRAITS MANHATTAN」で…

ベルナール・ビュッフェ

いただいたチケットで、昔は黒い輪郭線の尖った感じがコントラスト強すぎに感じて好きでなかったビュッフェを見に行ったら、今見るとそんなに嫌いじゃなくなってた。 なんかもっと怖い感じがしてたんだけど、全然怖くはないね。 自分のスタイルをどんどん変…

ちいさくまとまる

これは昔、子供の絵の教室をしていた時に、わたしのキーホルダーを描いた作品。一番熱心にごりごり描いてた3年生の絵です。どんな子でも丁寧に描くと、必ずいい絵にできるんだけど、この丁寧に描くということが小さい子にはむずかしいみたいなのです。 子供…

言葉の自動販売機

前に「詩の自動販売機」について書いた。今見ると十年前ですね。 smallthings.hatenablog.com 行動が遅いけど十年単位で見るとなんとかやり終えてるという、諦めが悪いというかしつこいというかしぶといわたしは、結局これも十年目にやり遂げたのでした。こ…

ネオ狂言

1年ちょっと前に見た、ネオ狂言?赤塚不二夫?イタリア仮面劇? 一体何かよくわからないままお誘いを受けて見に行ったけど、 どう言うものなのかのお話のあと、前半は古典の狂言で「茸(くさびら)」。 これはとても賑やかな話ですごく楽しくカラフルな狂言…

東洋陶磁美術館「中国陶磁・至宝の競艶」

というわけで、こちらがおなじみの行きつけの国宝さんになります。笑 国宝 油滴天目茶碗、いつ見ても美しくかわいい。 かなり工夫を凝らした展示で、ガラス張りの真ん中、鏡の上にあってとても見やすいのです。 さて、今やってるのは大阪市・上海市友好都市…

東洋陶磁美術館のカフェ

この美術館のことはすでに何度も書いてるのだけど 「行きつけの国宝」と呼べるものが欲しかった時に うちから近いところには大きな美術館はなくて好みの国宝が見当たらず 結局ここの2代スターの国宝が、わたしの行きつけの国宝ということになるのかな。 11月…

年パス

2つの予定の間に1時間強の余裕があって、淀屋橋のあたりにいたので 大好きな東洋陶磁美術館にでもいくかと思ったのですが、 前回からてんじが変わってるのに1時間くらいしか見られないのはもったいない気がして そうだ、年間パスポートというのがあったでは…

アンドリュー・ワイエス展

大山崎山荘美術館へワイエスを見に。 この美術館はいつ行っても素晴らしく、コレクション展のモネの部屋も、 バーナード・リーチも河井寛次郎も場所と作品がこの上なく合っていて相変わらず良い。 でもワイエスの作品は水彩画とデッサン中心で、テンペラは1…

国立国際美術館で梅津庸一

チケットを友達にもらったので、この作家をよく知らなかったのだけど見てきました。 中之島の国立国際美術館や中之島美術館、東洋陶磁美術館などは、梅田からは結構行きにくい。 歩くとまあまあな距離だし、地下鉄にひと駅乗っても乗り換えなどで結構歩く。 …

中之島美術館で塩田千春

2008年に中之島の国立国際美術館で→塩田千春「精神の呼吸」展を見たのは ここにも書いたし、ずっと印象に残っていて、 2020年に岸和田に来ると聞いてトークを聴きに行ったのもここに書いた。 →塩田千春 in 岸和田 そして今2024年に、中之島美術館の展示「つ…

藤田美術館(後編:茶話会)

さて、藤田美術館で国宝曜変天目茶碗を堪能し、声の良い学芸員さんのお話も楽しんで 展示室を出たらそこはまた素敵な景色が。 綺麗なお庭に囲まれた小さな部屋から外に出てみたけど暑すぎてうろうろするのは無理か。 お庭を横目に入り口のロビーの方へ。 ガ…

藤田美術館(前編:曜変天目茶碗)

先日、東洋陶磁美術館のスター、国宝油滴天目茶碗をじっくり見てきたので、 続いて藤田美術館のスター国宝、曜変天目茶碗を。 東洋陶磁のは何度も見てるけど、藤田美術館のスターは初めて見たのでとても面白かった。 油滴は、細かく油が飛び散っているような…

油滴天目(東洋陶磁美術館)

東洋陶磁美術館と安宅コレクションの話を7月に書いたけど 数年休んでリニューアルしたのがこの春で、数年ぶりに行ってきた。 何度も来ていた美術館なのにどの辺が新しくなってるのかよくわからなかったけど(記憶力…)、 入口すぐの二階に上がる階段は大きく…

安宅コレクション(東洋陶磁美術館)

この春リニューアルした東洋陶磁美術館のカタログのような本(写真右側)を時々眺めるんだけど、 この美術館の作品紹介に丁度いいサイズで印刷も良くてすごく素敵な本です。 その本の巻頭の対談で、ここの収蔵品は安宅コレクションと呼ばれたもので、 安宅産…

言葉でできている

ネットで流れてきたある外国のアーティストの作品に目が止まった。 肌の上に一面に小さな文字で何かが書かれてるものだ。 日本の人なら耳なし芳一の話を思い浮かべるだろう。 >自分の言葉が自分の皮膚に現れるとしたら、 >何を言うかもっと慎重になる? >…

福田平八郎とモネ

大阪の中之島美術館での展示を二つ見た。福田平八郎とモネ。 元日本画学生なので福田平八郎はどこかで展示があるたびに何度も見てきたけど、 今回初めて見たものもいくつかあって、図録買わない派なのに買ってしまった。 天才である。好き。 鮎の鱗を数える…

去年見た李禹煥展のこと

去年、兵庫県立美術館で見た李禹煥展のことを、下書きのまますっかり忘れててまだアップしてなかったことに気づいたので、少し書き直してアップしておく。同じ頃に見た中之島の大きな美術館二つ分の「具体」展には暴れん坊な勢いと覇気の瑞々しさがあって、…

「味わう舞台vol.5」

毎年聴いてる林英世さんの朗読の舞台。 伊丹のお食事のできる店(カフェやレストランやお寿司屋さんやうどん屋さんやいろいろ)で まずお食事をしてから、朗読や一人芝居やダンスなどのパフォーマンスを楽しむという企画で 今までいろんなパフォーマーの方が…

豊田市美術館でリヒター:後編

今回の展示の目玉に関しては美術館のサイトより→ >4点の巨大な抽象画からなる作品、《ビルケナウ》(2014年)。本展では、絵画と全く同寸の4点の複製写真と大きな横長の鏡の作品(グレイの鏡)などを伴って展示されます。見た目は抽象絵画ですが、その下層…

豊田市美術館でリヒター:前編

写真の関係で知り合った友達が、運転するのでレンタカーで美術館に行こうと誘われて 以前も三重のギャラリーに行ったことがありましたが 今回は豊田市美術館に初めて行きました。 その友達の他にもうひとり知り合いと、初めての方と4人で出発。 思ったより遠…

アンディ・ウォーホルなど

写真の仲間達と京都の美術館にときどき行きます。 面白そうな展示のある時に、各自勝手に見て 集合時間におちあって、ご飯を食べながら展示や美術や写真の話をする不定期の会。 前に藤田嗣治などを見たけど、今回はアンディ・ウォーホル。 京都って、古いも…

「具体」展

2022年には大きな美術館の展示を続けていくつか見ました。大阪、京都、愛知… 半年も経ってるけど記録用に写真を貼っておきます。最近は写真OKの展示が増えましたね。大阪で見たのは「具体」展。「具体」は阪神間ではわりと身近で、現代アートに興味のない人…

「カレーと村民」

戦争や国家というおおきな物語の中の繊細で複雑なものを、 小さな村の小さな話として見せるというのは中々難しいものです。 この大阪の端の吹田の家の軒先から世界を、時代を見せるというのはすごく壮大なことで、 それにこの舞台で果敢に取り組んでいるのは…