sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて 冷たいシャンパンと 届いた本と手紙に気持ちが緩む、 感じ

一汁一菜、と料理の本


一汁一菜について、土井善晴さんの本に関することをこの頃よく見かけるけど、
一汁一菜、一汁二菜なんかの料理本ならずいぶん前からいくつも持ってたし、
おかず二つだけでお弁当みたいな本も持ってたし、
スープ一皿で大丈夫みたいな本も持ってるし、
料理に関して無理せず頑張らず気楽にという本はすでに結構あって、
わたしの中でもそれはごく普通のこと。
でも今回、土井善晴さんの影響力は大きくてあちこちで彼の姿勢に関する記事を見る。
いいことだと思います。

お料理やお菓子の本でも、年をとって生活を小さくしていく中で
とても少ない道具と材料で生活することが書かれる本なども持ってて、
わたしは家の料理はシンプルでいいとずっと思ってます。
「帰宅後5分でワインと何か」というハッシュタグで、
インスタグラムなどに写真をアップしたりもしてます。
夜帰ってきて、ご飯をガッツリ食べると太るけど、
好きなワインやビール1、2杯と、簡単でおいしい肴が少しあればそれで満足。
食べ盛りの人は家にいないし、糖質のこともあるので、
そういう軽い晩酌で夕ご飯を済ませちゃうことも多いのです。
年をとるとそれくらいの方がいいように思う。
成長期の子供がいたりすると、ご飯も毎回炊いて、
肉や魚もがっつり食べさせたいかなとは思うけど、
人間って驚くほど少ない栄養でも大丈夫な気がするこの頃。
(普段のわたしが大食いすぎるだけかな。笑)

自分は本当に食べることが好きで、ひどい食いしん坊なので、
自分の食べたいものがいつでも美味しく作れる人でいたいけど、
普段は質素でいいというか、質素なのが好きだしそれでいいと思う。
質素や簡単と「美味しい」は別に矛盾しませんね。
おいしく炊けた炊きたてのご飯はそれだけでゴージャスだもん。
ご飯に合う、おいしいものが少しあればいい。
手間のかかる丁寧な料理も、余裕のある時にはしたくなるし、楽しいし
豪華で盛り沢山な食卓も大好きだけど、
普段はご飯やパンと、少しの汁物やおかずで十分。
簡素も豪華も、気分のままにできる今は幸せです。

上の写真は、うちの本棚にあった一汁一菜的な料理本の一部ですが、
食いしん坊なので料理本はすごくたくさん持っています。
本棚のスペース上、この10年くらいできるだけ買わないようにしてるけど、
それでも本棚3、4段分くらいはある。
でも料理本に関して言えば、もうね、あんまり細かいレシピはいらないの。
イデアがよければ、大体のものはもう自分で勝手に作れるから、
イデアと姿勢と写真の好きな本を買うかな今は。
自分が普段しない、たとえばイチジクと肉をオーブンで焼くような料理が
きれいな写真で載ってると、こういう料理はまだ作ったことがないな、
味付けはどんなかな?試してみようかな、と思う。
そういうアイデアの詰まった本だけ、買うようにしています。
でも息子が家にいた時は、簡単料理の本や、手抜きの本も買ってた。
抜ける手は抜いて、味はおいしいままという技があると感心しましたね。

料理の本に関しては、本当にそれぞれ色々思うところがあるので
料理本の評論家になろうかと思ったこともあるくらいです。
本棚のスペース上あきらめたけど、料理本って、好きだなぁ(本当に食いしん坊)

来月には家のリフォームが始まり、キッチンも替えるので
新しいキッチンで(赤いの!)、お料理をするのがすごく楽しみ。
一汁一菜のおいしい毎日のほかにも、
おいしいものを作って人を呼ぶのも、もっとやってみたいなぁ。
リフォームの間数日キッチンが使えないと思うと落ち着きませんが、
いろいろ計画は膨らんで楽しみなことです。

あ、でも土井善晴さんの一汁一菜に関しての疑問がひとつ。
ご飯と具沢山のお味噌汁だけでいいというのは、一汁一菜ではなく、
一汁ゼロ菜なのでは?
あるいは一汁と一ではなく一汁が一菜で、おかず兼ねたお味噌汁ってこと?
まあどっちでもいいけど。笑